春
2007年3月1日春といえば出会いと別れの季節。
学業に励むため入学する人も居れば社会人になり就職する人もいる。恐らくこの時期が最も緊張したときに出る嫌な汗の量が多い時期なのではないだろうか。初めて職場へ行くとき、はたまた初めて教室へ入るとき、期待と不安の入り混じった冷たい汗。何事もバランスが取れているもので、左右に傾く天秤の如く、緊張する社会と反比例して気候は温暖になり清清しい空気が漂う。そして例外なく僕も昨年清清しい気候の中、大きな別れと新しい環境に向かって歩き出したばかりだ。お世話になった学校との別れ、、、慣れ親しんだ級友、校舎。もちろん、いい思い出ばかりじゃなく、つまらない授業、嫌いなAETの先生、不良と一緒に一時間トイレに監禁されたこともあった。数々の思い出を残し、また新たな生活をすべく初めて親元を離れて暮らした4月。大学へ入って最初の2週間は駐車場のおっさんとしか話すことができなかった。2週間後、ようやく友達ができた。半年後彼らは悪友へと変化した。
とにかく、春とはそういう季節だと思う。一言でいうと出会いと別れ。でも一言じゃ言い表せられない一人一人にドラマがあるんだと思う。そして、昨年あれほど大きな出会いと別れがあった僕にも今年の春、別の小さなお別れがあった。
髪を切りに行った。
僕も年頃なのか一ヶ月弱で髪を切りに行く。どうにも髪が生えるのが速いらしい。いつだか「髪が生えるの早い奴はえろいんだぜ!?」って言われたことがあるが、最初にこの俗説を言った人を僕は心のそこから憎む。こんな噂を広めていったところで誰が得するというのか。本当にめんどくさい。しかし、僕自身相当なエロさを誇っていることから、あながちこの俗説も間違いではないのかもしれない。
とにかく、髪が伸びるのがはやくてエロい僕は髪を切りに行ったのだ。僕の通う美容室は地元だ。どうにも大学近辺にはお洒落な美容室がない。あったとしても駐車場関係で僕には行くことができなかった。よって僕は早2年ちょい、同じ美容室に通っている。指名する人は違えど僕はこの美容室に大分なじんできた。美容師さんもほぼ全員僕のことを知っている。そんな中美容師さんが言った。「私ね、多分今月いっぱいでここをやめると思うの」と。その人は性格もサッパリしてて姉御肌で僕は好きだった。「もうここを10年もやっててスタッフからもヌシって呼ばれるようにまでなったけれど、潮時かもしれないわねぇ」そんなことを言いながら事務的に髪を切る。僕など髪を切る客だけの存在なのだけれど、何か寂しい思いに駆られた。あぁ、春ってこういう季節なのかなぁと思った。帰り際に本当にありがとうございましたと、伝え帰ってきた。別に深い関わりもあったわけではないんだけどもう会えないとなると寂しいものだと思う。いつかは忘れてしまうかもしれないし、会うことも多分ないと思うが、覚えているうちは彼女を応援したいと思う。
少ない人間関係しか築いていないせいなのか、一人一人が僕の中で結構大きい気がした。
学業に励むため入学する人も居れば社会人になり就職する人もいる。恐らくこの時期が最も緊張したときに出る嫌な汗の量が多い時期なのではないだろうか。初めて職場へ行くとき、はたまた初めて教室へ入るとき、期待と不安の入り混じった冷たい汗。何事もバランスが取れているもので、左右に傾く天秤の如く、緊張する社会と反比例して気候は温暖になり清清しい空気が漂う。そして例外なく僕も昨年清清しい気候の中、大きな別れと新しい環境に向かって歩き出したばかりだ。お世話になった学校との別れ、、、慣れ親しんだ級友、校舎。もちろん、いい思い出ばかりじゃなく、つまらない授業、嫌いなAETの先生、不良と一緒に一時間トイレに監禁されたこともあった。数々の思い出を残し、また新たな生活をすべく初めて親元を離れて暮らした4月。大学へ入って最初の2週間は駐車場のおっさんとしか話すことができなかった。2週間後、ようやく友達ができた。半年後彼らは悪友へと変化した。
とにかく、春とはそういう季節だと思う。一言でいうと出会いと別れ。でも一言じゃ言い表せられない一人一人にドラマがあるんだと思う。そして、昨年あれほど大きな出会いと別れがあった僕にも今年の春、別の小さなお別れがあった。
髪を切りに行った。
僕も年頃なのか一ヶ月弱で髪を切りに行く。どうにも髪が生えるのが速いらしい。いつだか「髪が生えるの早い奴はえろいんだぜ!?」って言われたことがあるが、最初にこの俗説を言った人を僕は心のそこから憎む。こんな噂を広めていったところで誰が得するというのか。本当にめんどくさい。しかし、僕自身相当なエロさを誇っていることから、あながちこの俗説も間違いではないのかもしれない。
とにかく、髪が伸びるのがはやくてエロい僕は髪を切りに行ったのだ。僕の通う美容室は地元だ。どうにも大学近辺にはお洒落な美容室がない。あったとしても駐車場関係で僕には行くことができなかった。よって僕は早2年ちょい、同じ美容室に通っている。指名する人は違えど僕はこの美容室に大分なじんできた。美容師さんもほぼ全員僕のことを知っている。そんな中美容師さんが言った。「私ね、多分今月いっぱいでここをやめると思うの」と。その人は性格もサッパリしてて姉御肌で僕は好きだった。「もうここを10年もやっててスタッフからもヌシって呼ばれるようにまでなったけれど、潮時かもしれないわねぇ」そんなことを言いながら事務的に髪を切る。僕など髪を切る客だけの存在なのだけれど、何か寂しい思いに駆られた。あぁ、春ってこういう季節なのかなぁと思った。帰り際に本当にありがとうございましたと、伝え帰ってきた。別に深い関わりもあったわけではないんだけどもう会えないとなると寂しいものだと思う。いつかは忘れてしまうかもしれないし、会うことも多分ないと思うが、覚えているうちは彼女を応援したいと思う。
少ない人間関係しか築いていないせいなのか、一人一人が僕の中で結構大きい気がした。
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