2007年4月5日
能ある鷹は爪を隠す。
実力ある人とは本来その実力をやたらと表に出さないことの例えであるが、それは逆に能力が無い人に限って自分をひけらかすことも意味している。経験上、やたらと自慢してくる人は大抵ハッタリ、もしくは自分をすごいと思っている勘違いである。
しかもタチが悪いとさりげなく自分はこうだけど〜?みたいな感じで言ってくるから反応するのが面倒くさいったらない。
本当に実力があるのならばいちいち言わなくてもわかってくれるはずだ。それをいちいち口に出すことで自分を持ち上げてほしいのだろうが、生憎僕は自慢してくる他人を持ち上げるほど暇じゃない。こういう時は気付かないフリして大抵苦笑いで済ましているか、あーはいはい等と適当に言うわけだが、いやはや本人の無知を知るべきである。

無知の知という言葉があるが、今から2400年も昔の人物ソクラテスから誕生した言葉である。ソクラテスは様々な知識人と会話することにより自分にも知らないことが多い事実を知ることになるが、彼は”自分が無知だ”と知ったことにより自らを知識人と自負する人たちよりも自分の方が知識があると考えたという。

ようは自分にもわからないことはあると潔く認めた分、自分の知識は完璧だと思う相手方よりも遥かに自分が優れていると考えたのである。まぁ、結構自己満足の世界なのだが僕も似たような考え方をするようになった。
何事も謙虚に生きたほうが得をするのだ。
なんてったって相手に不快感を与えないことが大事なのである。無意味に知識をひけらかすのではなく、自分が不完全と知り、謙虚にいくことが大切なのだ。不用意に相手を嫌な気持ちにさせたって何も得しない。自分も相手もきまずいことくらいわかるはずだ。少しだけ相手に気を使うだけでそれは可能なことである。しかし、それすらもできない人が多いから困ったものである。二歩動けば人のためになることができるかもしれない、そしてそれは人との衝突を免れる手段になるかもしれない。浅はかな考え方の人はそれに気付いていないのだ。

基本的なことなのだが、少しずつでも思いやることが大事なのだと思う。

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