蜘蛛の怪

2007年9月17日
一昨日、友人と飯を食べる為にアパートの部屋を出たら通路をふさぐ程の大きさの蜘蛛の巣が張ってあるのを発見した。
1年以上このアパートに住んでいるのだが、ここまで大きな巣を張られるのは初めてだった。 重度の蜘蛛嫌いの僕はすぐに蜘蛛退治&忌避効果のあるスプレーを噴射した。 するとどこからともなく巨大な蜘蛛が大量の糸を吐きながらゆっくり落ちてきた。 友人たちと気味悪がって見ていたが、数分もすれば蜘蛛は動きが鈍くなり、次第に息絶えて動かなくなった。

その晩、友人らは僕のアパートへとまった。

次の日、友人らが帰った晩のことである。
他人を部屋へ泊めたこともあってか、僕は帰宅したら電気もつけずに、すぐにベットに横になった。
起きたのは夜11時を回ったあたりだったと思う。
フッと意識が戻って部屋を見回してみると何故かテレビがついていた。
しかもミュートで。
きっと寝ぼけて消し忘れたのだろうと思い、リモコンを探したときに異変に気付いた。

身体が動かない。
金縛りは幾度か経験したことがあるので、そんなに焦らなかった。

しかし
ガチャ。。。
と、玄関が開く音。

流石にこれはヤバいと思い、目を開けて暗い部屋を見わたした。するとテレビが勝手に外部入力の真っ暗な画面に変わった。

パニックになって、必死で目を動かすと自分の足の先にある半分開いているクローゼットの中、天井すれすれの上の方に何か白く丸いモノが見えた。

暗い部屋の中、僕以外の何かが部屋に居た。

あぁ。きた。。。と思った。

半泣きになりながら、必死で心の中でお経を唱えると白いモノはその場で何かモソモソしはじめた。
それは目を凝らすと白い顔のように見え、さらにじっと見つめると人の顔だとわかった。恐らく30代くらいのどこにでも居そうな女性の顔。ただ、真っ白で無表情な感じがとてつもなく怖かった。

そして、多分ソレの口が動いている。何かを訴えるような感じでこちらを見て口をパクパクさせている。

そこで僕の恐怖も限界に達し、意識を失った。 (多分寝た)
起きたのが一時間後の12時過ぎくらい。

怖くなってコンビニへ行こうと家を出た。

すると家のドアを空けたすぐ足元、前日に殺した蜘蛛がこちらを向いて転がっていた。

今思えばあの白いモノは蜘蛛だったのかもしれないし、もしかしたら別のものかもしれない。わからない。

コンビニ行って気持ちを落ち着かせた後、アパートへ戻って問題のクローゼットを見た。
白いモノがあったところにには山に積まれたトイレットペーパーがあった。
ん、もしかして白いモノはこいつか。。畜生。

恐らく、テレビは寝ぼけながらつけて、そのまま半分寝た状態でトイレットペーパー見て僕は勝手に怯えてたんだなぁってことで僕の中で自己完結し、再び寝ました。

今の所、アパートに異常はありません。
あと、蜘蛛の怪ってかきがなら蜘蛛ほとんどあてつけでした。すんません。だって蜘蛛きらいなんだもん。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索